この宿は最初、名前を決めずに始めた。

名前を決めると、
いい意味でも悪い意味でも
その名前にふさわしい宿になっていく。

定義されることであり、
縛られることでもある。

だから私たちは、
最初名前を決めずに始めた。

「もっと島や福岡、九州のことを知って
お互いの価値観をぶつけあって、
その時に名前を決めよう。」

だからこそ、プロジェクト開始から
1ヶ月後に名前が決まったときは
ものすごく嬉しかった。

今でも覚えている、
カフェでいろんな案を出し合っても
なかなかしっくりとこなくて。

今日は辞めよう!と帰りにみんなで
タクシーに乗ったとき。

「ねぇねぇ、音がよくない?」
「いいね!いいね!
うーん、、、ザバン、、は?」
「波の音!?え、それ最高!!!」

そう、それは
初めて4人で島に泊まった時に
みんなで聞いた音だったね。

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メンバーのカイトの投稿から抜粋

ZABaNという名前は、波打ち際の音。僕が小さい頃に母親が僕を海におんぶをして入ってくれて、波がくるたび「ざばーん」と言って喜ばせてくれた記憶からネーミングしました。ロゴは頭文字のZが重なって波のカタチになるようにしています。これは波がまた次の波になるように、ZABaNが志賀島や、福岡・九州からいろんなインスピレーションをうけて、インスピレーションし返せたら素敵だなと思いデザインしました。

 

わたしはこの名前を、
宝物のように思っている。

海は、わたしたちが最も
大切にすべてもののひとつで、
海が見えるZABaNにとって
これ以上もこれ以外も考えられない、
最高の名前だから。

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【番外編】スニーカーなんてもってない!!!(泣)ヒール好きの私が島の住人になるまで。

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>>【Vol.6】10000歩進んで、ダメになるかもしれなくても、 それでも歩き続きけることを選んだんだ。
>>【Vol.5】この時期に一番大切にしていた、たった一つこのこと。
>>【Vol.4】ライバルがたくさんいるらしい。そして徐々に浮き上がる、特殊物件説。
>>【Vol.3】物件を初めて内覧した日。それはまさに、ジャングルを目の前に身ひとつで走り出す気分。
>>【Vol.2】忘れもしない、始まりの日。
>>【Vol.1】Hotel ZABaNオープンまでの記憶の記録する。

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