私の直属の上司は、今までで1人しかいない。
きっとこの先も一生いないんじゃないかと思うので、
私の人生で唯一の上司。

そんな上司が結婚をして、とても感慨深いので、笑
今日は少し昔話をしたいと思います。笑

あまり人に話したことのない話しだけど、
私にとって、今このタイミングでこの話しを残す意味が
すごくあると思うから。

とっても長いけど、笑
誰かの勇気に繋がることを願って♡

***

私が社会人になったのは、5年前。
3.11の直後で、ここ10年で一番就職氷河期と言われた世代。

そんな時期に、せっかくとった内定だったんだけど、
私は新卒で入社した会社を1週間で辞めた。笑

「新卒で入社した会社を1週間で辞めるなんて、
もう二度と、雇ってくれるところなんてないからな!」
と脅されながらも(笑)

それでも、
ここにはいられない。と泣きながら決めた退職。

“笑”とつけているけど、その時は全然笑えなかった。

夢があったし、その夢に繋がる職場だと
信じて入社したし、だからこそ自分の決断に自信もなかった。

それでも辞めたのは、直感だった。
ここは違うという直感で、辞めた。

そして、両親や親友が、背中を押してくれた。

辞めた直後は、スーツで会社に向かう人たちを
横目に見ながら、人生で一番落ち込んだけど、
今思えば、石の上にも3年とか言って
ふんばらずに本当によかったなと思う。

新卒のタイミングは、考え方のベースをつくるから。
会社の考え方、上司の考え方が
自分のベースそのものになるから。

私はこの後に出会う「上司」に育ててもらって、
本当に本当にほんっっっとうに、よかった。

さて、会社を辞めたはいいものの…
どうしよう!と困り果てていた時、
周りの人がすごく助けてくれた。

大丈夫だよ!って声をかけてくれて、
たくさんの人を紹介してくれた。

そんな中、ある人とお会いすることになった。
それが、今でも私に最大の影響力をもつ(笑)1人である、ちゃきさん。

就活の時にちゃきさんが採用責任者をやっていた会社の
インターンに参加していたので、面識はあった。

だけど、2人でお会いするのははじめてで、
今思えば、これもなんという運命なんだろうと思う。

ちゃきさんは、私の話しを何回も聞いてくれて
そんな会社ひどすぎるって怒ってくれて、
美希は大丈夫だよって勇気をくれて、
仕事内容じゃなくて、生き方で会社を選ぶんだよって教えてくれた。
(この時のちゃきさんの在り方が、私の27歳の目指す像そのものになった)

そして、この会社なら合うと思う!今度採用責任者と3人で会おう!って
ランチの席を設けてくれた。

今でも覚えている。
青山のロイヤルガーデンで、
ちゃきさんと、その後私の唯一の上司となる龍見さんと私。

まだ5月だったけど、日差しがすごく強くて、
夏がはじまるのを感じる日だった。

龍見さんが言うには、
その日の私は弱り切った子鹿のようだったらしい。笑

確かに、弱り切っていた気がするんだけど、笑
「とりあえずインターン参加してみる?」って声をかけてくれた。

インターンは、まぁ普通じゃなくて、
72時間で起業を体験せよ!というもの。

体験とか言っているけど、
本当に起業させるプログラム。笑

72時間以内に事業を考えて、実際に
商品つくって、営業とかして、お金を稼ぐところまでやる。

これが大変だったんだけど、本当に面白くって
やっぱり私はこういう生き方がしたいんだって、
インターン参加したらものすごく元気になって、笑
既に会社を辞めたことを肯定できるようになっていた。

それでも、他の会社の選考を受けていた私は
他社と悩みもしていて、
そんな日には、龍見さんに会社に呼ばれて、
数時間会議室に閉じ込められ、
なぜか龍見さんは、龍見さんの夢を語りつづけていた。笑

何度も話しをして、
何度も会社にいって、
ようやくその会社へと入社することが決まった。

そこから約3年間。
起業家支援の会社で、
龍見さんのもとで、育ててもらった。

16人くらいの小さな会社で、
それでも20個くらい事業をやっているパワフルな会社で。

私が入った事業部は、
龍見さんと私の2人の新規事業部だった。

本当に何も出来なかった私は、
(ビジネスメールもちゃんと打てなかった。笑)
龍見さんに全てを教えてもらった。

メンバーが一番大切なこと。
お客さんの本当の幸せを提案すること。
0から何かをつくりだすこと。
何十個もプロジェクトを同時並行させていくスキル。
コーチング、マーケティング、コンサルのスキル。
相手の未来に光をあててあげること。
文字を書くこと、気持ちを伝えること。

本当にすべてを教えてもらった。

私が入社して2年半くらいたった頃、
龍見さんが会社を辞めようか考えている時期。

私は辞めた方がいいと思いますって言った。

メンバー想いの龍見さんだから、
部下の私が辞めないでくださいって言ったら
きっと残ってしまう。

龍見さんが、私にし続けてくれたように、
私が龍見さんの未来に光をあてることが
今出来る最大限のことなんじゃないかって思ったから。

龍見さんが、社長と話しをした後、
青山なのに、カレーラーメンのお店に行って、
辞めることにしたよと言われて
泣きすぎてラーメンが食べれなくなった。

龍見さんが辞めてから、
会社での私の第2ステージがはじまった。

全部自分で考えて、決めて、行動するという
ステージで、一気に仕事が加速度的に面白くなっていった。
(もちろん、社長や専務にたくさん指導していただいた)

このステージさえも、
龍見さんが残してくれたものだと思ってる。

そんな龍見さんが、先日結婚した。
とっても素敵な運命の人と。
(ちなみに、びっくりするくらい美男美女♡)

私にとって、唯一の上司で、
本当にすべてを教えてくれた人の
新しい一歩。

龍見さん、

大切なことはぜんぶ、
龍見さんが教えてくれました。

これから何十年人生歩んでも、
生き方も働き方も、
たつみさんなしではありえません。

結婚されましたが、
龍見さんの家族は、
私の家族だと思ってます。笑

そのくらい、感謝と愛がいっぱいです!

今まで無償の愛をありがとうございます。

これからも一生、龍見さんのメンバーです♡

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